アドタッチ、米粉パン店、FC展開、直営合わせ14年200店体制

(引用:2009/12/07   日経MJ(流通新聞)   15ページ )

 

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広告や販促支援を手掛けるアドタッチ(岡山市、楠田崇社長)は、米粉パン店の本格展開に乗り出す。現在、1店運営している直営店網を拡大するほか、フランチャイズチェーン(FC)展開も始める。自給率向上につながる国産米粉の活用が注目を集めており、商機が拡大すると判断した。2014年にも直営・FC合計で200店体制を構築したい考えだ。

 

FC店は「米粉パン専門店 和良(仮称)」として展開する。米粉を8割含むパンを60~70品目販売する。中心価格帯は150~200円。アドタッチはFC店に冷凍生地と米粉を供給する。10年には約20店のFC店開業を計画している。

 

FC展開をにらみ、10年1月中旬以降に東京都目黒区で同名の直営店を2店開業する。直営店は3店となり、FC店従業員の研修にも活用できるようになる。

 

アドタッチや製粉業者はこのほど、米穀の新用途への利用促進法に基づき、生産製造連携事業計画と地域活性化計画の認定を受けた。岡山県の吉備中央町に農業法人を設立し、コメの生産から製粉、冷凍生地への加工などをグループで手掛ける。このため米粉価格は他社品よりも10%程度安くなる見込みだ。

 

認定事業は一定金額の助成金を受給でき、FC店舗の厨房(ちゅうぼう)設備なども対象となる。FC店経営者が低コストで出店しやすいほか、運営コストも抑えられると見て出店を加速する。

 

 

▼▼▼ フランチャイズタイムズの視点(記事コメント)

 

アドタッチ社は米粉パン専門店としてFC本部展開を始めたが、もとはあるチェーンのFC加盟店からFC業界に異業種参入している。その際に得た経験をもとに「FC加盟店の立場に立脚したFC本部展開」を目指しているという。

 

※関連記事:米粉パン専門店「和良(わら)」FC募集情報

 (提供:フランチャイズタイムズ日本版)

 

FC加盟店の最大のリスクとは「投資回収」である。FCであっても成功を保証しているわけではなく、ビジネスとしての投資回収は確約されているものではない。しかし、ビジネスは投資をすることと同義であるので、その回収リスクをいかに低く参入するかを経営者は考えなければならない。

 

しかし、景気低迷が続く昨今では、好景気時と比べれば投資回収リスクは高まっている。それを軽減するには「低投資であること」「制度を活用すること」が必要だ。低投資というのは言わずもがなであるが「制度を活用する」とはどういうことか。

 

米粉パン専門店は、農水省がいう「食糧自給率アップ」に貢献する事業として、店舗投資に対して多額な助成金が期待できる。その金額は数百万にも上るため、うまく活用できれば、大きく投資を軽減できる。

 

また単に投資額を軽減できるだけではなく「安心・安全・健康」という消費キーワードもとらえた商品がうけている。このような業態は一時の流行ではなく、数年先へと続く「時流をとらえた業態」と言えるだろう。今後の展開に期待したい。

 

 

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