(引用:2009/12/15 河北新報朝刊)
宅配ピザ大手いちごホールディングス(HD)=仙台市=は、米国カリフォルニア州の企業とライセンス契約を結び、「ストロベリーコーンズ」米1号店を同州に出店した。来年1月に現地子会社を設立し、2012年までに、既に出店済みのカナダと合わせ北米200店体制を目指す。
米1号店は今月3日、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のショッピングセンターに出店した。店内提供のほか、宅配も行う。ライセンス契約を結んだ同州の「プラネットフーズ」が営業する。
いちごHDは来年1月、100%出資の現地子会社「ストロベリーコーンズ ピザ フランチャイジング インク」を同州に設立し、子会社とプラネット社とであらためてフランチャイズ契約を結ぶ。プラネット社は直営店を展開するほか、フランチャイズ店を募集。現地子会社はノウハウを指導し、ロイヤルティー収入を得る。
生地に竹炭を練り込んだ「NINJA(忍者)」、米粉生地の「TAKUMI(匠)」など、日本食のヘルシーなイメージを前面に出したメニューを用意し、競合チェーンと差別化を図る。価格帯はMサイズで約1200~1700円で、競合店と同程度という。
いちごHDの宮下雅光社長は「ピザ消費の本場である米での出店を成功させ、世界展開の足掛かりとしたい。南米、中国、欧州への進出も考えている」と話す。
いちごHDグループは、国内で宅配ピザ店「ストロベリーコーンズ」「ナポリの窯(かま)」計218店を展開。昨年12月にはカナダへ出店し、初の海外進出を果たした。
▼▼▼ フランチャイズタイムズの視点(記事コメント)
弊社フランチャイズタイムズ・ジャパン会長が代表を務める米国法人のFCコンサルティング会社、I.Fujita.International社(以下IFI)が「ストロベリーコーンズ」のカナダ進出をサポートしてから1年を経ずして、ロサンゼルスに米国1号店のFC出店が実現した。米国内での同FCブランドの展開も、IFIがサポートしているが、海外でのFC展開は、日本と比べスピード感が早いと感じることが多い。
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(ともにフランチャイズタイムズ日本版)
海外での日本ブランドへの評価、フランチャイズシステムそのものの評価が高いこともその要因と思うが、ダイナミックな意思決定には驚かされることが多い。我々日本国内にいて日本での成功事例を再現するFC加盟にも躊躇する向きが多いなか、数少ない成功事例だけで先行者利益を得ようとする海外企業の行動力には見習うところが多い。
この3月にも日本最大のFC展示会「フランチャイズショー」が開催されるが、年々海外からの参加者は増えている。逆にこの3年間、米国のFCショーに参加しているが、日本人の参加者が増えているという情報はない。
「海外FCに興味」をもっている日本企業は多いが、いざ海外視察に行こうというと、ほとんどの企業が「もう少し調べてから」「ある程度の経営数字をつかんでから」といってぎりぎりまで足を運ぼうというところまでいかない。日本のFC加盟検討においてさえ、店舗視察に行かず「もっと内容を検討してから」という人がいる。
しかし数千万円という投資をするビジネスであっても「経営者の直観」は事業成否の大きなファクターをもつと思う。事実、FC加盟の最大の決め手は「社長の直観」であることが多い。
弊社会長は海外FC導入を検討する人に「まずは米国に来て、実店舗をみてから検討しましょう」というが、そのとおりと思う。日本国内のFC加盟を判断する以上に大きな投資をする海外FC導入を検討している人は、海外FC企業の意思決定の迅速さに見習って「まずは現地視察」を行うことをお勧めしたい。その旅費や時間は、良質な意思決定に必ず反映するはずだ。

















