王将フード、出店数、計画比3割増。

(引用:2009/11/04 日本経済新聞 15ページ)

「餃子の王将」を運営する王将フードサービスは、2010年3月期の出店数を期初計画から約3割上方修正し32店とする。
「景気低迷を背景に、出店費用が割安で済む候補物件が数多く持ち込まれているためで、主に関西と首都圏の店数を増やす。
「これとは別に今期中にも仙台市内に東北初の店を出す予定で、最終的な出店数はさらに増える見通しだ。」

今年5月に発表した直営とフランチャイズチェーン(FC)を合わせた出店計画は25店だった。
上期は関西と首都圏を中心に18店出し、下期は14店の出店を予定している。
東北での出店数は現時点の計画に含まれていないため、最終的な出店数は期初計画を約4割上回る35店程度になるとみられる。

今後の出店計画について鈴木和久専務は、10月30日に大阪市内で開いた09年4〜9月決算発表の席上、「店舗の売り上げや成長性を考えると首都圏では現時点の100店から500店規模まで増やせる余地がある」と説明。
出店ペースについては「料理人養成のため年間30店程度を続けたい」とした。

image.gif
▼▼▼フランチャイズタイムズの視点▼▼▼

外食産業の苦戦が続いているが、そんな中でも数少ない勝ち組の1つが「餃子の王将」チェーンだ。
この不況の中、全店が昨年対比を超えている状態だという。
現在、さまざまなメディアで「餃子の王将」の好調振りが報じられている。
この業態の競争力の源泉は、勝負商品の餃子を中心とする圧倒的な商品力と、店長への大幅な権限委譲にあるとされている。
「昨年対比」という絶対的な管理指標の下、店長はメニューやオペレーションを自身の裁量で自由に変更することができる。
こうしたチェーンとしての基礎体力の上で、昨今のマスコミ報道によるブームもあいまってブレイクした感がある。

こうした好調ぶりをみせつけられると、「餃子の王将」へのフランチャイズ加盟を検討したいという人もいるだろう。
「餃子の王将」のHPによると、21年3月現在の店舗数は、直営339店舗、FC183店舗である。
今後のフランチャイズ展開は首都圏を中心に進める予定であるというが、いきなりの加盟は難しい。
というのも、「餃子の王将」は中華業態であるため、他の飲食業態よりも調理技術の習得に時間がかかる。
そのため、長期間の研修を必要とされることもあり、現在は社員独立制度の下でのFC制度しかないのである。
企業HPによると、王将フードサービスで出店するための条件は、<1>オーナーとしての能力が認められること<2>自己資金500万円を準備すること、となっている。 独立を目標とする店長は、このふたつを備えるために日々店舗での仕事を通じて、調理・接客・衛生管理・人材管理等、飲食経営の全てを学び、さらに本部による教育研修が用意されているという。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.fctimes.jp/mt4/mt-tb.cgi/31