「しゃぶしゃぶ温野菜」、国産野菜24種、190円均一提供。

(引用:2009/10/26 日経MJ 23ページ)

レインズインターナショナルは「しゃぶしゃぶ温野菜」で、国産野菜24種類の190円均一販売を始めた。
対象はレタスや水菜、ニンジンなど。従来は190~390円だったが、内容量を変えたりして均一価格にした。
白滝や豆腐などの具材3種類も190円。牛肉や豚肉の食べ放題コースのほか、野菜の食べ放題コース(1人前980円)も用意。
全国の203店(フランチャイズチェーン含む)で導入した。

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▼▼▼フランチャイズタイムズの視点▼▼▼

飲食業界、特に居酒屋業態は不況の影響を受けて、低価格化が進行している。
そのさきがけは、関西を地盤とするじゃんぼ焼き鳥が名物のALL280円焼き鳥業態「鳥貴族」。
報道によると、多くのチェーンが出店計画を縮小する中で、今期は前期の倍となる54店舗の出店を計画しているという。
この業態の成功を受け、大手も含めて数多くのチェーンが業態転換に取り組んでいる。

中でも業態転換のスピードの早さが突出しているのが、「東方見聞録」「金の蔵」などの業態を展開する三光マーケティングフーズ。
同社は、客単価3500円程度という比較的アッパーな業態を中心に展開してきたが、現在、従来のチェーンを次々にALL280円の業態に切り替えており、リニューアルした店舗は売上が2倍~3倍になるなど、ことごとく好調だという。
こうした低価格化の流れは、今後も継続することが予測されるが、見誤ってはならないことがある。
それは消費者は「単なる低価格化」を求めているのではないということだ。

鳥貴族が支持されているのは、価格だけではなく、「じゃんぼ焼き鳥」という名物商品をはじめとする商品力の高さが前提にある。
異業種ではあるが「ユニクロ」が絶好調なのは低価格と高い品質のバランスが取れていることが要因である。
昨今の消費者は単に低価格を求めているのではなく、価格を超える「価値」を厳しくチェックしているのである。

低価格均一の業態は、物珍しさもあり当面は増加するであろうが、高い品質を保持できなければ消費者はリピートしない。
一度値下げした価格は決して元には戻らない。
加えて品質の伴わない安易な低価格化は自らの首を絞めることになるというリスクを踏まえて、各チェーンの取り組みを見守りたい。

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