ホットドッグのフルハウス、ジュースバー出店、3年で100店、無糖・氷なし。

(引用:2009/04/20  日経MJ(流通新聞)  19ページ)

 

ホットドッグ専門店を展開するフルハウス・ジャパン(東京・新宿、駒村裕社長)は「無糖・氷なし」を売り物にしたジュースバーを開発し、東京・新宿に一号店を出店した。厨房(ちゅうぼう)設備を必要としないことから、省スペースでも出店が可能で、三年間で百店を出す計画だ。

 

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ジュースバーの名称は「プライムフルーツ」。東京・新宿にある新宿三越アルコット内に直営方式で出店した。店舗面積は約十三平方メートルで、客席は六席程度設けた。熱源を使用しないため厨房は五平方メートル程度で済む。

 

提供するジュースは砂糖や氷を使わず、果物をベースにして作り、ブルーベリーやバナナなどの果肉をそれぞれ載せているのが特徴。常時七種類以上を用意し、季節に応じて商品を入れ替えるなど年間で八十種類程度のメニューを展開する予定だ。客単価は三百五十―四百円程度。

 

初期投資は五百万―六百万円程度で済む見込み。二号店以降はフランチャイズチェーン(FC)展開をめざす。三年間で最低百店の出店を計画しており「車でジュースを販売する移動販売方式も検討する」(同社)。

 

フルハウス・ジャパンの二〇〇八年三月末の売上高は約一億円。ホットドッグ専門店「ホールドバゲット」を〇七年十二月に出店し、現在は東京・豊洲などに四店を展開している。

 

 

▼▼▼ フランチャイズタイムズの視点(記事コメント)

 

先に開催されたフランチャイズショー(主催:日本経済新聞社)で、ひときわ人目を集め、来場者が多く口にしていた「ホールドバケット」は、デンマーク発祥のファストフード。北欧ではフレンチドッグと呼ばれ、大変根強い人気を誇っているとのこと。穴の開いたバゲット(スティック型のフランスパン)にソーセージなどの具を入れた、日本では今までになかった新しいファストフードとして、1号店出店時からたびたびメディアで取り上げられている。弊社もそのオープンの際は、視察にたちあったことがある。

 

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ファストフードといえばアメリカ風一辺倒で、店舗デザインやフードもアメリカのそれを導入、模倣したものが大半であるが、同店はヨーロッパ風。「ヨーロッパにある屋台」をイメージした店舗デザインと、現地のフレンチドックをみて独自に開発した商品を提供している、今までにないアプローチが斬新で、マスコミの注目度を集めているようだ。

 

その「ホールドバケット」を業態開発、FC展開をしている同社が、新業態としてチャレンジを始めた「プライムフルーツ」も、やはり海外のテイストをうまく取り入れている感がある。例えるならアメリカNO1のジュース専門店「ジャンバジュース」に似ている。注文を受けてから調理・提供するバイオーダースタイル、プロテイン(ビタミンなど)こそ加えないが、無糖で氷を使わない完全なフレッシュ・ジュースとしてヘルシー感を出している。ジュースに果肉も加え、価格にみあって飲みごたえも十分である。

 

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実は弊社も「プライムフルーツ」「ホールドバケット」の展開に注目し、FC開発をサポートしているが、同社では「女性のオーナー店長にも積極的に取り組んで欲しい」という想いで、低投資でオシャレな店舗、というキーワードを軸に業態開発をしている。また複雑な調理工程を必要としない、シンプルオペレーションであることも重視して商品開発を行っているため、人材採用・雇用維持においても苦労は少ない。直感的に「経営してみたい!」と思う方も多いはずだ。

 

テイクアウト中心のため、5~10坪で出店ができる。出店立地は現在、商業施設やフードコートを中心に、今後は駅前・駅中立地など一等地である必要はあるが、省スペースで賃料総額を抑えられる。また、記事にあるように移動販売への取組みも本格化すれば、開業検討するFCオーナーの裾野は広くなってくる。

 

このような業態は、たこ焼き、クレープ、たい焼き、焼そばなど多様にあるが、弊社では「屋台系ビジネス」と称し、積極推奨していきたい。なぜなら低投資であることは、参入リスクをぐっと下げるので「はじめてのFC加盟」でも安心して取り組める。日本のFC業界は新規オーナーにもっと門戸を広げていかなければいけない段階にあると思うので「プライムフルーツ」のような屋台系FCの今後も展開を応援していきたい。

 


 

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